ひめのともみクリニックでは、心と体の両方へ働きかける医療を行っております。

糖質制限について

糖質制限とは

糖質制限とは、糖質(炭水化物、砂糖など)の摂取割合を抑え、血糖やインスリン分泌をコントロールします。高雄病院理事長・江部康二氏など、国内外数多くの医師や栄養士が提唱する栄養療法です。


なぜ糖質制限をするのか

糖質を摂取すると、消化管で分解されて糖質はブドウ糖となり、血液中に入って血糖値を急激に上昇させます。この時、血糖値を下げるために膵臓からインスリンというホルモンが分泌され、本来であれば正しく調節することができるのですが、機能性低血糖症や糖尿病の方は特にコントロールがうまく出来ず、様々な身体症状が現れることがあります。

糖質は血糖値の急上昇・急降下を起こし、インスリンを最も多く分泌させますが、タンパク質や脂質は血糖値をゆるやかに上げるので、インスリン分泌が少なくてすみます。したがって糖質を制限し、タンパク質や脂質を中心とした食事にすると、低血糖症状・食後高血糖・肥満などを自分自身で防ぎ、コントロールすることができます。
また、糖質を制限すると、エネルギー産生をブドウ糖からではなく、タンパク質や脂質から作り出すシステムが作動するため、蓄積した脂肪が燃焼してやせやすくなる利点もあります。また、タンパク質は消化エネルギーを多く使って体温を上昇させるので、代謝が活発になり、より一層脂肪が燃焼しやすくなります。

適切な糖質制限で血糖値のコントロールを行うことで様々な症状を予防できる上、脂肪燃焼が出来てくると長期的にはダイエットにもつながります。


メンタルケアにも糖質制限食が有効

今、問題になっているうつ病などの精神疾患や様々な不定愁訴の背後には、インスリン過剰分泌による機能性低血糖症が存在することがあります。これらの治療にも糖質制限食の有効性が認められており、当院でも積極的に治療に取り入れ栄養指導させていただいております。

 


メタボリックシンドロームの予防にも糖質制限が一番

メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪の蓄積により、様々な悪玉ホルモンが出て、高血圧,高脂血症,糖尿病,心筋梗塞,脳梗塞などを引き起こす病気です。

ブドウ糖は細胞に取り込まれてエネルギーとして利用されますが、ブドウ糖が余ると、中性脂肪として脂肪細胞に蓄積され、これが内臓脂肪となり、蓄積され、肥満につながります。また、血糖値を下げるホルモンであるインスリンは、他にも脂肪細胞に脂肪を蓄積させる働きがあり、別名“肥満ホルモン”とも呼ばれています。
つまり、内臓脂肪を増やさないためには、ブドウ糖のもとである炭水化物や砂糖などの糖質を制限した食事(糖質制限食)へ切り替えて、インスリンが急激かつ多量に分泌しないような食事をすればよいわけです。

 

肥満の原因はカロリーや脂質ではなく糖質

日本だけでなく欧米でも、戦後から現代に至るまで、肥満や糖尿病の原因として脂質が目の敵にされてきました。しかし現実には、脂質摂取量は減少傾向にあるにもかかわらず、米国での肥満や糖尿病はこの30年で倍増しています。そこで、ようやく糖質の過剰摂取が注目され、近年米国では糖尿病治療食として、また効果的なダイエット方法としても、糖質制限食が試みられつつあります。

 

糖質摂取量を減らした糖質制限食

糖質の摂取量を減らすことで、常に脂肪を燃やすエネルギーシステムが活性化し、ダイエットに効果的です。糖質制限食は、メニューに工夫をこらしながら、糖質を管理したお食事です。メタボリック・シンドロームや肥満を原因とする成人病を気にされておられる方に、自信を持っておすすめ致します。

 

 

 


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